2014年8月7日木曜日

C86頒布物情報

 相変わらずイベント直前にしか更新されない当Blogですが、新刊などの頒布物情報をお伝えいたします。今年のコミケは天候的な意味でなんか暗雲垂れ込めているっぽいですが、いつもの調子でなんとかなることを願っています。当サークルも2日目のタ-17aにスペースを頂いております。

1.【新刊】AM0:00

 今回はなんと新刊が2種類あります。一つは例によってfatさんの漫画です。書影はこんな感じです。


見ての通り、マリアリです。永夜抄です。「空闘令描き続けてちょっと疲れたからちょっと息抜きに……」的な話をされながら60ページのマリアリシリアスを持ってこられたときはどうしようかと思いました。監訳者として言わせてもらえれば、面白いです。良い具合にめんどくさい上にあまり仲のよろしくない二人が何故、どのように共闘していくのか……? 是非是非、手にとってお確かめ下さい。
 サンプルとかその他諸々、特設サイトでお確かめ下さい。こんな感じです。
 AM0;00 特設サイト
 例によってメロンブックスさんで委託お願いしております。 ちょっと会場には行きづらい……という方はこちらでどうぞ。
メロンブックスさん注文ページ

2.【新刊】幻想運動方程式

 新刊その2、です。こちらは小説本で、秘封倶楽部が秋田に行きます。書影はこんな感じに。


 秘封倶楽部が秋田に行きます。でもまあ、当サークルのことですのでただ事ではない感じになってしまいました。なんとなれば、秋田港はロシア軍の占領下にあります。ロシアがそんな暴挙に出たのにはそれなりに理由があるのですが、それについて詳しく語られるのはこれの次の本になるかなーと。ちょっぴりは触れられてますが。
 表紙絵は日露国境地帯ですね。あと手前にこいしちゃん。かわいい。表紙に入れられなかったのが痛恨事なのですが、さとり様も出てきます。凄く趣味悪いけど魅力的なさとり様になっていたらいいなぁとか思いつつ。
 そんなわけでこちらも特設サイトあります。
幻想運動方程式特設サイト
 そしてこちらも委託お願いできました。こちらです。
メロンブックスさん注文ページ

3.【委託】ラクトガールは八度死ぬ

 惜しくも今回のコミケで落選してしまった卯月 秋千さんの同人サークル「相乗り回転ブランコ」の新刊を委託で置かせて頂くことになりました。まずは転載許可を頂いた書影をば。イラストははなだひょうさんの手によるものです。余談ですが、はなださんの描かれた漫画、くうどうのひびは非常に印象深い作品でした。



 えー、卯月さんのお話によれば、これは秘封倶楽部が魔女と弾幕る四次創作小説とのこと。四次創作ってなんだという疑問は湧くと思いますが、どうもこういう流れのようです。まず、音楽サークルである凋叶棕さんが以前リリースされた「薦」というアルバムがあります。これは色々な同人誌をイメージソースとした三次創作曲が多数収録されていた素敵な一枚だったのです。さて、そんなCDにR.I.Pという曲が収録されていました。三人の魔女たちを歌ったとても綺麗な曲です。そしてその曲にも例によってイメージソースとなる同人誌がある……はずなのですが、実は存在しません。何故ならば、その原作はアイディアのみがとある方によって語られ、未だこの世に生を受けていないのですから。
 こうした込み入った背景を元に語られる魔女と秘封倶楽部のお話がどのようなものになるのか、私には全く予想が付きません。でも、秘封倶楽部と艦これのクロスオーバーを綺麗に纏めてみせ、あるいは「囁きガタリ」というコピー誌でメタフィクションにも程があるお話を強烈なインパクトで仕上げた卯月さんならば、きっと何か凄いものを出してくれるに違いないと私は確信しております。
 頒価は500円です。当サークルの他、2日目セ-30b「ホシニセ」さんでも委託されているようです。先述のはなださんのサークルですね。卯月さんご本人は多分あちらにいるのかなと思います。


4.【委託】 大西洋の戦い文献ガイド -通史的理解のための23冊

 東方ミリタリごった煮サークルが東方の本を委託で置くのなら、ミリタリの本を委託で置くことも大いにあり得るわけです。本書はそんな感じで置かせて頂いています。卯月さんと同じく落選してしまったこんぱすろーずさんの「RNVR花組」で頒布される予定であったものを、当サークルで頒布いたします。 書影についてはまだ出来上がっていないとのことなので、省略させていただきます。本のテーマとしては、「大西洋の戦い」と呼ばれる第二次世界大戦において大西洋全域で戦われた海戦、つまり最近流行りの海上護衛戦だとかそういうものについて、通史、戦術、兵器その他諸々の領域の入門書を紹介するものになるとのことです。ただし、こういったテーマが日本国内ではあまりメジャーでないためか、紹介される本はその殆どが洋書だとか。例えば、その一部としてこんぱすろーずさんは以下の本を取り上げているそうです。

コレリ・バーネット『敵の懐に飛び込め』
ミルナー『大西洋の戦い』
プライス『航空機対潜水艦』
フリードマン『英国の駆逐艦とフリゲート』
 レイヴァリ『戦時のみ採用』
ビーズリー『極秘情報 海軍作戦情報センター1939-1945』
ハートカップ『第2次大戦に対する科学の影響』
グレットン『船団護衛指揮官』
ガードナー『歴史を解読する 大西洋の戦いとウルトラ情報 』
(いずれもタイトルはこんぱすろーずさんによる邦訳)

 最近海上護衛戦だとかがいろいろ話題になる昨今です。でも別に通商破壊に苦しんだのは日本だけではなくて、むしろ大戦序盤は連合国がドイツの通商破壊に苦しんでいたことは有名です。こんぱすろーずさんはそちらの方の海上護衛戦、わけても「大西洋の戦い」に造詣が深い方です。もしかしたら、twitterで氏がヘッジホッグは何故あれほどまでに恐れられる兵器になり得たのかについて解説されていたところや、護衛空母は確かに対潜兵器として有効ではあったけど大西洋の戦いの帰趨を決定づけた秘密兵器でもなんでもなくて、陸上機の補完的役割を果たすだけだったよ、むしろ空母でないとできない上陸部隊の支援などに回されがちだったよ、と解説されていたところをご覧になった方もいるかもしれません。上記二つの論点については、以前こんぱすろーずさんが頒布されていた「オオカミとヒツジ飼いのゲーム 大西洋船団HX 231 の戦い」でも触れられていました。個人的に、同書はB-24の対潜兵器としての威力に驚かされた一冊でもあります。
 他、私は恥ずかしながらこの本を読むまで全くその存在を知らなかった英海軍の艦種「スループ」について一冊丸ごと解説した荒海に舞う鳥たち 第2次世界大戦の英スループという本もあります。後一冊、若干経路は違って陸戦に比重が大きいですが、帝国の「辺境」にて -西アフリカの第1次世界大戦 1914-16-という本があります。 個人的に、同書で指摘されていた、もしかしたら第一次世界大戦はアフリカの、少なくともその一部の国の経済的離陸の試みを挫き、後の運命を歪めてしまったかもしれないという話がとても印象に残っています。


5.【既刊】総力戦狂想曲

 はい、国家総力戦が幻想入りした系同人誌という多分初の試みで(たぶん)好評を博した「総力戦狂想曲」ですが、まだ在庫ありますので持って行きます。書影はこちらになります。


 まあ既刊についてあまり長々と紹介するのも何ですので、特設サイトなどを紹介して終わりにしようと思います。
 「総力戦狂想曲」特設サイト
  リンク先にあります通り、音楽と動画がDL特典として着いてきています。音楽は凋叶棕のRDさんに、動画はPedestalの雪崩さんにお願いしております。委託もまだまだやっておりますので、よろしくお願いします。


6.【既刊】紅魔館一日戦争 改



 当サークル初の同人誌をリメイクした例大祭既刊になります。浜名湖に沈んでいる四式中戦車が幻想入りしたら……?というお話ですね。アリスとか魔理沙とかがいろいろあって紅魔館に殴り込みを掛けます。特設サイトは下記。
「紅魔館一日戦争 改」特設サイト
  こちらも委託まだ在庫ちょっぴりあります。よろしくお願いします。


以上が現在予定している頒布物ですが、多少増えたり減ったりすることはもしかしたらあるかもしれません。いずれにせよ、当日イベントでお目に掛かりましょう!ご武運を!